1948-06-04 第2回国会 参議院 本会議 第43号
次に海陸綜合輸送計画が悪いため、港頭にストツクが多く、且つ港頭設備が荒廃をいたしておりまして、荷役に手間取り、從來一万トン積みが二三日で満船できましたのが、現在では二週間以上要して非常に稼行率を落しておるのであります。
次に海陸綜合輸送計画が悪いため、港頭にストツクが多く、且つ港頭設備が荒廃をいたしておりまして、荷役に手間取り、從來一万トン積みが二三日で満船できましたのが、現在では二週間以上要して非常に稼行率を落しておるのであります。
綜合輸送計画に関する重要な諸点は、海陸輸送分野の決定、或いは運賃の調整とか、資材、燃料等の配分とか、いろいろあるのでありますが、要するに、物資の生産数量の増加と睨み合せて、交通機関を整備するために有効に金と物とを使つて行くことにあると考えるのであります。
然るに從來この海陸……、運輸省に一貫して御所管になつておりはますけれども、我々の見るところでは、この海陸の綜合輸送計画というものは甚だ不円滑のように思えるのであります。これを是非綜合的な計画に乘せて、一日も早く東京へ北海道の炭を取寄せるということが今日の危機を救う一つの方法でなかろうかと思うのであります。